蕗は数少ない日本原産の野菜のひとつです。
蕗の古名はフフキで、蕗は大きな葉の植物で、見えない風に吹かれてその葉がゆれることからフキフキと呼ばれ、キが省略された古名のフフキがフキになったともいわれています。
秋田には葉が傘の代わりになるような大きな品種があります。
蕗の薹(butterbur sprout:バターバー・スプラウト)は蕗の花の蕾です。独特のほろ苦さで早春の代表的な味覚です。油で揚げると苦味が取れるとされ、味噌と合わせた蕗味噌は酒の肴としてもご飯のおかずとしてもよいものです。(2014年掲載)