現在日本で使われている暦は新暦(太陽暦)で、太陽の動きに合わせて作られたものです。この新暦は、明治6年から使われています。明治5年12月3日が新暦の明治6年1月1日と定められ、それまでの暦を旧暦と呼ぶようになりました。
新暦は太陽の動きを基準とするため、1年は365日ですが、旧暦では暦を月の動きに合わせていたため1年が354日でした。そのため暦と季節に1年で11日のずれが生じ、約3年ごとに1年を13か月にしてそのずれを調整していました。
このように旧暦では暦と季節が一致していなかったため、暦とは別に、季節を知る目安として用いられたのが二十四節季や雑節です。二十四節季や雑節は農作業を行ううえでの大切な目安として用いられてきました。