6月30日には、身の不浄を祓い禊(みそぎ:川や海で体を洗い清めること)を行なう行事である夏越の祓が行なわれてきました。大晦日の年越しとともに大祓いと呼ばれています。
この日には神社で茅(ちがや)を束ねた大きな輪が飾られ、茅の輪くぐりが行なわれます。この茅草(かやくさ)を束ねた輪をくぐると身が清められ、さまざまな災厄の根源を取り除くことが出来るとされています。
この時期のお菓子が水無月。三角形の白い外郎(ういろう)の生地に小豆をのせて氷片に見立てた和菓子で、京都にはこのお菓子を食べる風習が残っています。(2013年掲載)