畑の肉とも称される大豆は、弥生時代の頃には中国から日本に伝えられたといわれています。
日本で大豆の生産が盛んになったのは鎌倉時代とされ、寺院での味噌作りが一般にも広まりました。手前味噌という言葉は、自慢することをいいますが、各家庭でそれぞれ味噌を作るようになったことで生まれたともいわれています。
大豆の主流は黄大豆で、そのほかにも黒大豆、青大豆などがあります。黒大豆は通常黒豆と呼ばれている豆で、大粒で正月の煮豆でおなじみの豆です。青大豆は枝豆、きな粉、浸し豆などに利用されます。
ご飯と味噌汁、おかずという和食の基本形の中で、米(ご飯)と大豆の組み合わせは、互いに不足する栄養素を補うという面からも理想的な組み合わせとされています。